ソイルサンプラー工法とは

工法の概要

簡易型のり面地質調査工法「ソイルサンプラー工法」は、経年変化によって老朽化したコンクリート(モルタル)吹付工、コンクリート擁壁の背面・地山からコアを採取し、風化度などを調査する傾斜地用地質調査工法です。

特長

  • 吹付背面・地山の風化状況等を直接コアで観察することによって、硬さ、色、岩組織、風化深度など多くの情報が得られ、のり面の崩壊等の災害を未然に防ぐことができます。
  • せん孔深度は5m程度(標準3m)まで可能であり、のり面(地表面)・すべり面に対し直角なコアが採取できるため、のり面対策工の大部分の工種に対応することができます。
  • 地質調査機は軽量・小型であるため、従来のボーリングマシンなどに比べ、足場の組立、現場内小運搬を省略でき、大幅なコストダウンとともに施工性・安全性に優れています。
  • 地質調査機に車輪が装備されているため、クレーン車やモノレール、索道等を使用せず、高所・急傾斜の調査位置まで小型ウインチ等で設置することができます。
国土交通省新技術情報提供システム NETISに登録しています。
登録No.KT-150099-A
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